

大晦日に届いたアナログ誌。元旦にパラパラめくってあちこちみていると、

武田清一氏のジャズ編「思い出の種」と題された記事のなかに、「⑧拙者の御神盤と言えるもので、彼岸や盆暮れは必然、何かにつけ拝聴つかまつる版でござる」という記述を見つける。
「淑女ワイリーの歌声。ああ何ものにも代えがたい不滅の名曲である。」
えっと、私、全く知らない!リーワイリーの名前だけは知っていたが、そんなに名盤があるのか。そこで紹介されていたのは全8アルバムで、最初の7つ(アニタ・オデイやメル・トーメやエラやチャーリー・パーカー)までは、ほぼ見当がつくアルバムたちだった。だが、
⑧Lee Willy/ Night in Manhattan (columbia CL 6169 10inch 1951年)
は私はノーマークだった。これまで見たことも気にしたこともなかった。
⑧Lee Willy/ Night in Manhattan (columbia CL 6169 10inch 1951年)
は私はノーマークだった。これまで見たことも気にしたこともなかった。
☆
早速はTadalで聞いてみる。いいねえ。上品で味があって、今日では失われてしまった情感に満ちた音楽だ。
オリジナルのジャケットがまたいい。紫色のグラフィック調。

オリジナルのジャケットがまたいい。紫色のグラフィック調。

こりゃ大変だ、早速手に入れなきゃ!ヤフオクを見ると、貴重なオリジナル盤を<即決>で出品している人がいた。そして早速落札。次の日、正月の3日に届いた。そして、今日4日には、もう昔から掛け慣れたレコードのように、リー・ワイリーがターンテーブルの上で楽しそうに回っている。