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SPレコード(78rpm 約1900〜1950年)は、そもそもLPレコード、CD、音楽ファイルなどと比較して、音のシーラカンスともいうべき存在だ。だが、このベルリナー・グラモフォン社(1895〜1902)の円盤式レコードは、そのSPレコードのなかでもさらにシーラカンス的存在。エジソンが発明した蓄音機が円筒式だったのに対して、ベルリナーは円盤式のレコードを発明した。これによって、レコードは大量に複製を制作することができるようになり、レコード文化の礎が築かれた。
 今日は富士レコード社の中古レコードSPRINGフェアの日。ふらっと立ち寄ってみて、このベルリナー平板レコードを発見した。これまで、SPレコードの元祖たるG&T(グラモフォン&タイプライター社、およそ1902~) のレコードはだいぶ手に入れて満足していたのだが、さらにその元祖たるベルリナーレコードが手に入ったのはうれしい。

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Stars and Stripes Forever は手書き エジソンとの特許あらそいに
明け暮れていた様子が分かるPatent標記



さっそく我が家のHMV#202 で鳴らしてみる。10インチよりさらに小さい。しかし、ここから飛び出してくる音のエネルギーパワーにはびっくりさせられる。美しい音、とか、ひずみのない音、高域や低域が出ていること、などといった通常のオーディオ的基準からは、まったく外れているが、しかし、SPレコードの持つ音のこのエネルギー感はいったいなんだろう。こここそ、SPレコードが持つ最大の魅力であり、止められない魅力なのであろう。